マツエクサロンの客単価と向上させる方法
目次
マツエクサロン経営者の皆さん、お店の成長と収益を追求する上で重要な要素の一つに「客単価」があります。マツエクサロンの単価と向上させる施策を解説します。
客単価
5,000円~6,000円
マツエクサロンの客単価は一般的にはと5,000円~6,000円言われていますが、実際にはエリアやサロンによって、大きく異なります。特に都市部では多様な価格設定のサロンがあり、ターゲット層や需要に応じて料金が設定されています。例えば、東京では人口が多くサロン数も多いため、さまざまなタイプのサロンが展開されています。そのため、マツエクの平均価格を知るためにはまず東京の料金設定を確認することが重要です。また、第二エリアとして大阪や福岡なども挙げられます。これらの地域でもマツエクの施術を受ける際にかかる値段の相場は、一般的に6,000円前後となっています。ただし、料金はサロンによって異なり、安い場合は3,000円ほどで済むこともありますし、高い場合は10,000円以上かかることもあります。これは、マツエクを装着する本数や毛質ごとに異なるためです。
今後の傾向
参考になるデータが無かったので、2016年12月より運営させて頂いている、アイラッシュサロンsign postの傾向を基に解説させて頂きます。
sign postの2023年12月時点のサロン単価は、6500円~7,000円となっています。そのうち「マツエク」の単価は2016年よりも500円ほど上がっています。理由としては、フラットラッシュや3dレイヤーなどの高品質なエクステの発売による、新メニューの追加や、ラッシュリフトとマツエクの同時メニュー、アイブロウと同時施術などの需要が多く高単価となっていることが大きな理由となっています。
一方で、割合としては、マツエクよりも「まつ毛パーマ」「ラッシュリフト」の需要が多くなっておりサロンでの単価を少し下げている形となっています。
今後の傾向を予想すると、マツエクサロンの単価は上がるのではないかと予想をしています。
最も大きな理由としては、「人材不足」と考えています。
人材不足により運営が困難になるサロンは、今後も大きく増加することは間違いありません。
また、価格帯が安いサロンや個人事業主のサロンも減少すると考えています。理由としては、サロン経営が難儀となること、従業員が育てられない環境であることから予想することができます。
単価を上げる施策
大前提に、客単価を上げることができる勇逸の方法は「技術力」です。また、価格帯の安いサロンほど単価は上げづらいと考えておいて下さい。価格帯が安いサロンは、特徴が「リーズナブル」「良心的」などのサロンコンセプトやスローガンを掲げて運営して来たはずです。要は、コンセプトを崩し既存の顧客でないターゲットで、いきなり勝負すると言うことです。はっきり言うと無理があります。単価アップは、「安いから来てくれているお客様」と、「技術を信頼してくれているお客様」のそれぞれの有効的なアプローチでなくてはいけません。前者と後者では「より安い料金や割引」「より高いスキルでの満足する仕上がり」が、自然で最も効果的なアプローチ方法です。
これらを基に、客単価を上げる施策を以下で提案させて頂きます。
サロンでの練習会・勉強会のシステムの構築
新しい技術の習得
練習会では新しい技術やトレンドを学ぶ機会があります。最新の施術方法や素材、ツールの使い方などについて学び、実践することで、技術力が向上します。
フィードバックとアドバイス
練習会では他のアイリストやトレーナーからフィードバックやアドバイスを受けることができます。自分の技術に対する客観的な評価を得ることで、改善点や強みを把握し、成長に繋げることができます。
経験の共有と情報交換
アイリスト同士が集まる場では、それぞれの経験やノウハウを共有することができます。成功や失敗、課題などを共有し、お互いに学び合うことが大切です。
モチベーションと自己成長
練習会はモチベーションを高め、自己成長を促す場でもあります。他のアイリストの技術やスキルを見て刺激を受けることで、自らの成長意欲が高まることがあります。
練習会は単なる技術の向上だけでなく、個々のアイリスト全体のレベルアップにも繋がります。そして、お客様により高品質なサービスを提供するためにも、定期的な練習と学びの場を大切にすることが不可欠です。
練習会や勉強会のシステムが構築され、受講するスタッフが実のある場と感じ始めることで合理的且つ最も有効的な施策が自然と作り出されます。
要は、スタッフが自信を持てる技術やサロンワークの中で、より取り組むべきものが生まれます。それらの施策は下記の施策の中にあるはずです。
マツエクサロンの客単価向上施策
- アップセルとクロスセル: 顧客に追加のサービスや商品を提案することで、客単価を増やすことができます。例えば、マツエク施術後にアイケア商品を提案するなど、関連性のあるアイテムを積極的に紹介しましょう。
- セットメニューの提供: 複数のサービスをセットにしたメニューやパッケージを提供することで、顧客が通常よりも多く支出するよう誘導することができます。
- リピーターへの特典: リピーター客に対して特別な割引や特典を提供することで、顧客のロイヤルティを高め、支出額を増やすことができます。
- 高付加価値の提供: より高品質なサービスや特別な体験を提供することで、顧客がより多く支出する意欲を引き出すことができます。
- 定期的なプロモーション: シーズンやイベントに応じたプロモーションを行うことで、顧客の注文量や支出を増やすことができます。
- 顧客満足度の向上: 高品質なサービスと顧客満足度向上を目指しましょう。満足度が高い顧客はより多く支出する傾向があります。
- 追加のトレーニングと技術向上: より高度な技術やサービスを提供するためのトレーニングや研修を従業員に提供することで、顧客が支出する金額を増やすことができます。
スタッフから生まれた施策を見逃さないで、環境と有効的に組み合わせることで、マツエクサロンの客単価を効果的に向上させることができます。それぞれの施策をマーケットやお客様のニーズに合わせて適切に調整し、戦略的に導入することが重要です。
更に簡単に言うと、「一時的な目先の利益ではなく、働くスタッフをしっかり時間をかけて成長させること」のみが、単価を上げられるマツエクサロンになります。
スタッフの成長には、お金も時間も労力もかかる為、経営者の方には、苦労は無いとは決して言えません。しかし、僕はこれが最も大切なものだと思っています。
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株式会社A round match 竹山 実