まつ毛パーマの種類徹底比較&選び方ガイド

まつ毛パーマは、自まつ毛を根元からカールさせてぱっちりとした目元を作り出す美容施術です。
ビューラー要らずで毎朝のメイク時間を短縮できる手軽さから、ここ数年で再び人気が急上昇しています。
特に20~30代の働く女性や育児中のママを中心に、「ナチュラルだけど華やか」なまつ毛パーマが広く支持されています。
この記事の執筆者である私竹山は、美容師歴20年・元ヘアサロン経営という経歴を持ち、現在は東京・埼玉でまつ毛サロンsign post(サインポスト)を運営しています。
プロの視点で、本記事では2025年最新トレンドのまつ毛パーマについて種類ごとの特徴や選び方、施術方法やケア方法まで徹底解説します。
ぜひ理想のEYEスタイル実現にお役立てください。
2025年最新!まつ毛パーマの種類と人気トレンド総まとめ
まつ毛パーマとは?基本的な仕組みと魅力を解説
まつ毛パーマとは、専用のロッドやビューラー型の器具を使ってまつ毛にカールをつける技術です。
髪のパーマと同様に、1剤(軟化剤)でまつ毛のケラチン結合を一時的に切り、カールを定着させた状態で2剤(固定剤)を塗布して形状記憶させます。
こうすることで、自まつ毛自体にカールが付き、数週間にわたり上向きのまつ毛をキープできるのです。
日本でまつ毛パーマが登場したのは2000年代初頭。当時は美容室のメニューの一つとして提供されていましたが、次第に専門サロンが増え一般化しました。
ビューラーで毎日挟むよりまつ毛への負担が少なく、マツエク(まつ毛エクステ)よりコスパが高い点も普及を後押ししています。
自まつ毛だけで自然に目元を引き立てられるため、派手すぎないナチュラル志向の方にもピッタリです。
特に「毎朝ビューラーでまつ毛を上げるのが面倒」「でもマツエクだとケアが大変…」という方には、まつ毛パーマが理想的なソリューションでしょう。
なお、まつ毛パーマの効果は1回の施術で約3~6週間持続します(個人差あり)。
まつ毛の生え替わり周期に伴い徐々にカールが緩んでくるため、1ヶ月前後でのリペア(かけ直し)がおすすめです。
ただし過度な頻度でかけるとダメージの原因になるため、サロンと相談しながら最適なタイミングで施術を受けましょう。
今注目の2025年トレンド!人気まつ毛パーマデザイン一覧
ナチュ盛りデザイン
束感まつげデザイン
2025年のまつ毛パーマは、大きく2つのトレンドが際立っています。
- ナチュ盛りデザイン(上品ナチュラル)…根元はしっかり立ち上げつつ毛先になめらかなカーブを描くラッシュリフト系が主流。短めの自まつ毛風エクステとの併用でマスカラ要らずの“すっぴん風美まつ毛”を目指す人も増えています。
- 束感まつげデザイン(K-POPアイドル風)…韓国アイドルのように数本ずつまつ毛を束ねて人形のようなくりっとした瞳を演出。コーティング剤で毛先を濡れ感のある束に仕上げることで、ボリュームとインパクトを両立。10~20代を中心に人気急上昇中。
さらに今年は新登場の「メーテルロッド」にも注目です。銀河鉄道999のメーテルをイメージした流し目風カールが作れる専用ロッドで、黒目の上だけ根元から立ち上げ、目尻に向かってゆるやかにカールするデザインが特徴です。
中央のまつ毛の長さを最大限活かしつつ、目尻は下げ気味のカールにすることで、パリジェンヌラッシュリフトほどきつすぎない柔らかな雰囲気の大人可愛い目元になります。
一重・奥二重で「パリジェンヌでは上がりづらかった…」という方にも相性が良く、次世代の人気デザインとして広まりつつあります。
他にも「カラーまつ毛パーマ」(ブラウンやネイビーなどマスカラを塗ったような色味をパーマと同時に乗せる技術)や、根元だけを立ち上げて毛先はゆるく流す「Lカールデザイン」など、多彩なメニューが登場しています。
各サロンごとのオリジナル技法も出てきていますので、自分好みのデザインを探してみるのも楽しいでしょう。
【完全比較】まつ毛パーマの主な種類と違い
王道パリジェンヌラッシュリフトの特徴と仕上がり

まず押さえておきたいのが、まつ毛パーマブームの立役者とも言えるパリジェンヌラッシュリフトです。
フランス発祥の技術を元に日本で独自進化したラッシュリフトで、自まつ毛を根元から80度立ち上げるのが特徴。
従来のまつ毛パーマのように毛先までクルンとカールはつけず、毛先は真っ直ぐに近い緩やかな角度で仕上げるため、自まつ毛の長さを最大限活かしてまつ毛を縦方向に長く見せる効果があります。
仕上がりの印象は、ビューラーで根元からしっかり上げた時のようなぱっちりと開いた目元。
日本人に多い下向きまつ毛もしっかり矯正できるので、瞳に光が入り表情が明るく見えると評判です。
ビューラーで上げたカールは時間とともに落ちてしまいますが、パリジェンヌなら約4~6週間持続するため朝のメイクが劇的に楽になります。
また化粧品登録の優しい薬剤を使用するサロンが多く、まつ毛への負担を抑えられるのもポイントです。
施術時間はだいたい1時間弱。
ロッドも平たいシリコン製のものを使うことが多く、まぶたにテープで貼り付けてからまつ毛を一本一本持ち上げていきます。
高度な技術が必要ですが、その分カールのムラが出にくく美しい仕上がりになります。
パリジェンヌラッシュリフトは「とにかく自まつ毛を長く見せたい」「ナチュラルだけどぱっちりと目力を出したい」という方に最適です。
一重や奥二重の人でも根元から立ち上げることでまつ毛が瞼に隠れにくくなり、目元の印象が格段にアップします。
ナチュラル派におすすめ!韓国風まつ毛パーマの魅力
デザイン①
デザイン②
続いて、近年話題の韓国風まつ毛パーマを見てみましょう。
韓国風(韓ドル風)まつ毛パーマとは、その名の通り韓国アイドルのような束感まつ毛スタイルを取り入れた施術方法です。
根元からしっかりまつ毛を立ち上げつつ、毛先を適度に遊ばせてお人形のようにぱっちりした目元を作ります。
施術の段階でまつ毛を数本ずつ寄せながら上げていき、専用のコーティング剤で毛先を束状に仕上げることで、まるでマスカラとコームで整えたかのような存在感のある目元に仕上がるのが特徴です。
韓国風デザインの魅力は、なんと言っても束感(束感)の可愛さと華やかさ。
ビューラー式のパーマでは扇状に広がるのに対し、韓国風ではあえて束を作ることでボリューム感が強調されます。
「盛れる」まつ毛としてSNSでも人気で、10代後半~20代前半のトレンドに敏感な層から絶大な支持を得ています。
一方でデメリットもあります。束感まつ毛は通常のパーマよりカールの持ちがやや短い傾向があります。
束を作る分、まつ毛同士がくっついてしまうため取れやすく、ケアを怠るとカールが早めに落ちてしまうのです。
また、きれいな束感を維持するには専用のコーティング剤でまつ毛を保護する必要があり、施術とは別にコーティング施術を追加するケースが一般的です(コスト面ではややアップします)。
それでも「今っぽい可愛さを出したい!」という方にはぜひ挑戦してほしいデザインです。
毎日のまつ毛美容液ケアや、必要に応じたコーティングの付け直しを行えば束感を長持ちさせることも可能です。
ナチュラルな中にもトレンド感を取り入れたい方は、韓国風まつ毛パーマで垢抜けた目元を目指してみましょう。
王道から次世代まで!ゴムロッド・シリコンロッドの違い比較

まつ毛パーマの仕上がりを左右する重要な要素がロッドの種類です。
ロッドとは施術時にまぶたに装着してまつ毛を巻き付けるカーラーのことで、素材や形状によってカールのかかり方やデザインの幅が変わります。
現在サロンで主流のロッド素材は大きくシリコン製とゴム製の2種類。それぞれメリット・デメリットがあります。
- シリコンロッド – 柔らかいシリコン素材でできたロッドで、まぶたの曲面にフィットしやすいのが特徴。まぶたとロッド自体をテープ留めしなくても密着するため、装着がスピーディーかつ安定。アレルギー反応が起きにくい素材で、色も白や半透明など明るめのものが多く、まつ毛一本一本の配置を確認しやすい利点も。バリエーション豊富で、毛先が真っ直ぐ上がる溝付きや目頭・目尻にフィットしやすい翼付きロッドなどデザインの幅も広い。
- ゴムロッド – 天然ゴムで作られたロッドで、グルー(接着剤)との相性が良くまつ毛をしっかり固定できる。強度も高く簡単には破れないため、強めのテンションをかけてもしっかり耐える。部分的に強いカールを作るなどの上級テクニックに向いており、ベテランのアイリストに好まれる傾向。一方でゴム特有のラテックス成分によるアレルギーの可能性があり、シリコンより硬くまぶたに沿いにくいので装着時に浮きやすい。
なお、他にも紙製ロッドという選択肢もありますが、サロンではあまり一般的ではありません。
総じてロッド素材の違いは仕上がりというより施術性に影響します。
シリコンの柔軟性・フィット感を活かせば安全で均一なカールを短時間で作りやすく、ゴムのホールド力を活かせば高度で繊細なデザインも可能です。
それぞれの長所を理解したプロのアイリストが、ゲストのまつ毛状態や希望デザインに合わせて最適なロッドを選定しています。
「このサロンはシリコン派orゴム派」というより、両方揃えて使い分けているお店がほとんどです。
気になる方はカウンセリング時に「ロッドは何種類ありますか?」と聞いてみると、そのサロンの技術幅が垣間見えるかもしれません。
まつ毛カール・リフト系パーマの特徴と各種技法

一口にまつ毛パーマと言っても、施術技法には「ロッド式」と「ビューラー式」の2種類があります。
また近年は「ラッシュリフト」「アップワードリフト」など新技法も登場し、名称がたくさんあって混乱しがちです。
ここでは代表的な技法ごとの特徴を整理します。
- ロッド式パーマ – まぶたにロッドを貼り付けてまつ毛を1本ずつ巻き上げていくオーソドックスな方法。ロッドのサイズ・形状次第で思い通りのカールデザインを作れるのが最大の強み。パリジェンヌや韓国風など流行のデザインもこのロッド式で施術される。まつ毛の状態に応じて薬剤量やタイムを細かく調整しやすく、まつ毛へのダメージを抑えやすいメリットもある。
- ビューラー式パーマ – 市販のホットビューラーのような挟み器具にまつ毛を挟み込み、そのまま薬剤処理する技術。ロッド式のように一本ずつ巻き付ける必要がなく手早く施術できるため、値段も安め。根元からしっかり立ち上がる反面、カールの角度が単一で不自然になりがち。近年はサロンでは減少傾向。
- ラッシュリフト – 「まつ毛をリフト(持ち上げ)する」進化系。従来の円柱ロッドではなく、シリコン製の曲面プレートを使用し根元リフト効果を高めている。トリートメント成分配合薬剤でダメージも大幅軽減。
- アップワードリフト – 特殊な特許技法を用いた次世代まつ毛パーマ。工程の中で残留アルカリ除去などアフターケアを徹底し、まつ毛への負担を極力減らしながらカールを定着させる。価格帯はやや高めだが、仕上がりの持ちも良くなる傾向。
このように技法によって名称は様々ですが、大きく「ロッドで巻く従来型」か「リフトアップ重視の新型」かで分けられます。
それぞれに良さがありますので、自分の求める仕上がりに合ったメニューを選んでください。
迷ったら、まずはロッド式でスタンダードなまつ毛パーマを試してみて、そこからより専門的なメニューにチャレンジするのも一つの手です。
(補足:当サロンサインポストではロッド式の高度な技術を全スタッフが習得しており、お客様一人ひとりに合わせた最適な手法で施術しております。初めてで不安な方もぜひご相談ください!)
デザインで選ぶ!まつ毛パーマの選び方ガイド
なりたい目元別おすすめデザイン表
ぱっちり可愛らしい目元
切れ長でクールな目元
上品で大人っぽい目元
個性的でモードな目元
まつ毛パーマはデザイン次第で「可愛い」「セクシー」「上品」など印象がガラリと変わります。
ここではなりたい目元のイメージ別に、おすすめのパーマデザインをまとめました。
- ぱっちり可愛らしい目元にしたい…根元からしっかり立ち上げ、黒目の上のまつ毛を特にカールさせるデザインがおすすめ。具体的にはパリジェンヌラッシュリフトや、毛先まで丸みをつけたCカール仕上げが◎。黒目の上が一番長くカールするようロッドを設定すると、瞳に丸いハイライトが入りキュートな印象に。
- 切れ長でクールな目元にしたい…目尻に向かって広がる扇形シルエットを意識。中央~目尻にかけて緩やかなJカール、目頭だけやや強めに上げるとシャープ。Lカールロッドで直線的に上げ、目尻はカール緩めに流すデザインもクールビューティーな印象。
- 上品で大人っぽい目元にしたい…束感なしのナチュラルデザインや緩やかなCCカールがおすすめ。しっかり上げすぎず8割程度の立ち上げにとどめることで、マスカラを軽く塗ったような自然さが出ます。ラッシュリフト系で毛先に丸みをつけると、エレガントで清楚な雰囲気に。
- 個性的でモードな目元にしたい…韓国風束感デザインや濡れまつ毛アレンジがぴったり。他と被らないインパクトなら束感まつ毛で大胆にコームで溶かしたような束を。ブラウンやカラーエクステをミックスしておしゃれ度UP。上下まつ毛両方パーマで個性派スタイルも。
上記は一例ですが、サロンでは施術前に「どんな雰囲気になりたいか」を伝えると最適なデザインを提案してもらえます。
写真やイラストでイメージを示すとより伝わりやすいので、理想の目元に近いモデルさんの写真などがあれば見せてみましょう。
一重・奥二重向けデザインとアイリストへの伝え方
一重や奥二重の方は、まつ毛パーマの効果を実感しにくいのでは…と不安に思うかもしれません。
しかし大丈夫!適切なデザインと技法を選べば、一重・奥二重さんの魅力を引き出すことが可能です。
ポイントは根元をしっかり上げて瞼からまつ毛を離すこと。
瞼にまつ毛が埋もれてしまうとせっかくのカールが見えないため、通常より強めのリフトアップが必要になります。
おすすめはやはりパリジェンヌラッシュリフト系で、瞼の厚みを超えて立ち上げるデザイン。
加えて、先述のメーテルロッドも一重・奥二重には好相性です。瞼に当たらない角度で根元を起こしつつ目尻は下げ気味にカールをつけることで、上がりづらい目尻までしっかりカールを実現できます。
アイリストに伝える際は、「正面から見たときにまつ毛がしっかり見えるようにしたい」とお願いしてみてください。
プロは瞼の形状を見ながら適切なロッド選びをしてくれるはずです。
また「以前パーマしたけどあまり上がらなかった」等の経験があれば率直に伝えましょう。より効果が出やすい角度や技法を検討してもらえます。
さらに仕上がりイメージについては「○○さんみたいな目元になりたい」と芸能人やモデルの名前を出すのも一つの手です。
有名人であればアイリスト側もピンと来やすく、「その方ならこちらのデザインですね」と提案してもらいやすくなります。
恥ずかしがらず、なりたいイメージを遠慮なく相談してみましょう。
理想の束感や角度を叶えるロッド選びのコツ
まつ毛パーマのロッド選びは、プロに任せる部分ではありますが、仕組みを知っておくと自分でもオーダーしやすくなります。
理想の束感・カール角度別にロッド選びのコツを解説します。
- 束感を出したい場合…太めのロッドを使うと毛先があまり丸まらずストレート気味になり、束同士が付きやすい。極端に細いロッドだとカールが強く付きすぎて束を作りにくいため、やや大きめのロッドで根元中心に立ち上げるのがコツ。毛先同士を近づけて配置するテクニックもあり、毛先が自然と束状に。
- 強いカール角度を付けたい場合…小さい直径のロッドを選ぶ。ロッド径が小さいほどカールはきつく、逆に大きいほど緩やか。希望を伝える際は「しっかりカールを付けたい」「ビューラーで何度もしっかり上げたようなカール希望」と伝えると◎。自まつ毛の長さによっては細すぎるロッドは巻き込めない場合もあるため要相談。
- 緩やかなカールで自然に見せたい場合…大きめ径のロッドで立ち上げ重視、毛先はほぼストレートに近いカール。Jカール~JCカール程度のゆるいカーブ。ロッド径をワンサイズ上げてナチュラル感を出すのもOK。「あまりクルンとさせず自然な感じで」と伝えて。
- 目尻だけ緩め/強めにしたい場合…部分的なカールコントロールにはロッドを切り替える方法も。目頭~黒目上は細ロッド、目尻側は太ロッドと巻き分けることで、目頭はしっかり・目尻は控えめなど調整ができる。
以上のようにロッド選び一つで仕上がりは変わります。
もっとも、お客様自身で細かいロッド指定をする必要はなく、イメージを伝えれば具体的な道具選びはプロに任せてOKです。
信頼できるアイリストなら、あなたの要望に沿って最適な道具と技術を駆使してくれるでしょう。
まつ毛パーマ施術の流れとプロが解説する注意点

カウンセリング

before

テープワーク

ロッド選定・巻き上げ・薬剤塗布

薬剤除去

スタイリング

after・完成
カウンセリングから施術までの基本的な方法と流れ
初めてまつ毛パーマを受ける方のために、一般的な施術の流れを説明します。
当サロンでの一例を交えますので、イメージをつかんでください。
- カウンセリング・デザイン相談:施術前にカウンセリングシートの記入や、仕上がりの希望デザインの確認を行います。自まつ毛の状態(長さや生えグセ)、目の形、過去の施術経験などを伺いながら、使用するロッドや技法を決めます。疑問や不安点があれば遠慮なく質問しましょう。この段階でアイリストの提案するデザインに納得できるまで擦り合わせることが大切です。
- 前処理・クレンジング:目元のメイクや皮脂を専用リムーバーで丁寧にオフします。まつ毛に汚れや油分が残っていると薬剤が浸透しづらいため、ここはとても重要な工程です。またビューラーでクセが付いている場合は、スチームやローションでまつ毛を柔らかくして真っ直ぐな状態に整えます。
- ロッド装着とまつ毛のセッティング:希望のデザインに合わせたロッドをまぶたに装着します。上まぶたの際に専用のテープや接着剤で固定し、いよいよまつ毛を巻き付けていきます。アイリストがピンセットで1本ずつまつ毛を持ち上げ、ロッドに貼り付けていく様子は最初少しくすぐったいかもしれません。大体左右で15分~20分ほどかけて、全てのまつ毛を綺麗にセッティングします。
- 1液(軟化剤)塗布:まつ毛全体にパーマ液の1剤を塗布します。シールやラップを被せ、5~15分程度放置して薬剤を浸透させます(時間は毛質によって調整)。この間は目を閉じてリラックスしましょう。刺激が強い液ではありませんが、万一しみたり痛みを感じたらすぐに伝えてください。
- 中間処理・1液拭き取り:所定の時間が経過したら1液を拭き取ります。ここで一度ロッドからまつ毛を外し、中間処理剤(トリートメントなど)を塗布する場合もあります。最近はこのタイミングで残留アルカリ除去剤を使ってダメージ軽減を図るサロンも多いです。
- 2液(固定剤)塗布:再度まつ毛をロッドに巻き直し、2剤を塗布します。2剤はカールを定着させる役割で、こちらも数分~10分程度時間を置きます。1液に比べると短めの時間で済むケースが多いです。
- 仕上げ・コーティング:時間がきたら2液を拭き取り、ロッドをゆっくり外します。根元に付いた接着剤や薬液を優しく除去し、まつ毛を清潔な水で洗浄。ビューラーでは味わえない美しいカールがついていることにきっと感動するはずです!最後に必要に応じてトリートメント美容液やコーティング剤を塗って仕上げます。コーティング剤はパーマ後のまつ毛を保護しカールの持ちを良くする効果があるので、特に束感デザインの方には必須です。
- アフターカウンセリング:鏡で仕上がりをチェックしながら、担当者から今後のケア方法や注意点の説明を受けます。気になる点があればここで伝えましょう。大抵の場合「当日は目元を濡らさないでくださいね」「○○時間はマスカラは避けてください」等の案内があります。問題なければこれで施術完了です。次回予約の相談などもできますので、また通いたいと思った場合は聞いてみてください。
以上が一連の流れです。所要時間はサロンにもよりますが約60~75分程度が目安です。初回はカウンセリングがあるため少し長めに見ておきましょう。
薬剤と技術の進化!ダメージを抑えた最新施術法

アッパーイーストラッシュ

スタイリング メークラッシュ
昔は「まつ毛パーマをかけるとまつ毛がチリチリに痛む」といったイメージもありましたが、現在では薬剤も技術も飛躍的に進化しダメージを最小限に抑えた施術が可能になっています。
まず薬剤面では、従来は髪のパーマ液と同じくチオグリコール酸を主成分とした1液が主流でしたが、現在はシステアミン系やシスチン系などまつ毛に優しい成分へと移行しています。
化粧品登録済みのまつ毛パーマ液も登場し、極力刺激を減らす工夫がされています。
技術面でも、前処理・中間処理剤の活用が定着。例えば1液後に毛髪内部のアルカリ成分を中和する「ケア剤」を挟むことで、過度なタンパク質破壊を防いでいます。
さらに2液後にはキューティクル保護成分を塗布して閉じ込めるなど、トリートメントとパーマを同時進行する発想です。
ロッド技法自体も向上し、今や数十種類以上のロッドが市販されているので、まつ毛の長さ・瞼の形状にジャストフィットするサイズを選べます。
経験豊富なアイリストほど「お客様のまつ毛に合わせたロッド選び」が上手で、それがダメージ軽減にも直結しています。
最新ではケラチンラッシュリフトなど栄養分を積極補給する施術も話題。「パーマ+ケア」で多少コストは上がりますが、まつ毛ケア(まつ育)ブームも相まって人気です。
「傷みが心配…」という方も、信頼できるサロンで最新の施術を受ければほとんど気にならないレベルの負担で済みます。
アレルギー・リスク・デメリットの回避策

- 薬剤によるアレルギー:パーマ液や接着剤が肌に合わず、赤み・かゆみなどアレルギー症状が出ることも。パッチテストを事前にお願いしたり、低刺激の薬剤を選んだりしましょう。
- 目に薬剤が入るリスク:沁みる感覚があればすぐ「沁みます」と伝えることが大事。我慢せず施術者に知らせましょう。
- まつ毛への負担・切れ毛:頻繁なパーマや強すぎる薬剤で切れ毛リスクも。健康なまつ毛でも1ヶ月半~2ヶ月に1回程度に留め、間にまつ毛美容液でしっかりケアを。
- デザインが思った通りにならない:希望した仕上がりと違う場合も。カウンセリングで具体的に希望を伝え、限界も聞いておきましょう。
- 違法・無資格サロンの利用:美容師免許保持サロン・美容所登録済みかどうか要チェック。無資格の施術はトラブルが多いため、必ず公的認可サロンで受けましょう。
これらのポイントを押さえれば、まつ毛パーマを安全に楽しむことができます。
不安なことは事前に相談し、納得してから施術を受けましょう。
まつ毛パーマのメリット・デメリット徹底解説

ビューラー・マツエク・マスカラとの併用OK?
まつ毛パーマを検討するにあたり、「他のアイメイクとの相性はどうなの?」という疑問が浮かぶかもしれません。
ここではビューラーやマツエク、マスカラとの併用可否について解説します。
- ビューラーとの併用:基本的にビューラーは不要です。無理にカールを追加しようとすると、せっかくのパーマカールが折れたり傷んだりする可能性があるのでやめましょう。パーマ後は何もせずとも十分上がっています。
- マスカラとの併用:マスカラはOKです。より濃さや長さを出したいときは自由に使用してください。ただし施術直後(当日~翌朝)は避けましょう。お湯オフできるフィルムタイプなど落としやすい物がおすすめです。
- まつ毛エクステとの併用:原則、パーマとエクステの同時併用は不可。まつ毛パーマが取れてきたらエクステに戻すといったローテーションが一般的。「パリエク」対応サロンならハイブリッド技術も可能ですが、店舗に要確認です。
- アイラッシュカーラー(電気コーム)との併用:ホットビューラーも基本不要。ただしパーマ後数週間でカールが落ちてきた時に軽く毛先を整える程度ならOK。高温・長時間はNGです。
- まつ毛美容液との併用:むしろ積極的に併用してください。パーマ後は乾燥しやすいため、洗顔後にまつ毛美容液を塗布する習慣を。サロン専売の高濃度美容液は効果的です。
持続期間や日常ケア、負担を減らすポイント

まつ毛パーマを長持ちさせるには、アフターケアがとても重要です。
持続期間の目安は3~6週間ですが、次のポイントで美しさをキープできます。
- 施術直後~翌日に注意:最低24時間は洗顔や入浴で目元を濡らさないようにしましょう。どうしても顔を洗いたい場合は、目の周りを避けて拭き取りクレンジングを。
- 油分を控える:オイルクレンジングは控えめに。リムーバーはオイルフリーのものを使い、コットンで優しくオフしましょう。
- まつ毛美容液で保湿:夜の洗顔後にまつ毛の根元と毛先にサッと塗るだけでカールの弾力やツヤが維持しやすくなります。
- 寝方・癖に注意:うつ伏せ寝で枕にまつ毛を押し付けたり、無意識に目をこするクセがあるとカールの乱れや持続低下を招きます。コンタクトの着脱時なども指がまつ毛に触れないよう気を付けましょう。
- 次回施術までのスパン:4~6週で一度かけ直すのが理想。あまりに期間が空くと、新しく生えた部分とパーマが残った部分でばらつきが出てしまいます。
- コーティング剤の活用:まつ毛コーティング剤を自宅でも定期的に使うと◎。汗をかく夏場や湿度の高い日は、朝出かける前にサッと塗るとカールの持ちが違います。
ケアを楽しみながら続けていくことで、美しい仕上がりを長持ちさせられます。「かけっぱなし」にせずアフターケアまで含めて楽しんでください。
まとめ|2025年版まつ毛パーマで理想のEYEスタイルを実現

2025年現在、まつ毛パーマは技術・デザインともにかつてないほど充実しています。
ナチュラル派もトレンド派も、それぞれに合ったパーマデザインが選べる時代です。
忙しい朝にビューラーいらずでぱっちり瞳が手に入る快適さは、一度知ると手放せません。
私自身、長年美容に携わってきたプロとして、自まつ毛の可能性を引き出すまつ毛パーマの魅力を日々感じています。
ぜひこの記事を参考に、自分にピッタリのまつ毛パーマを見つけてください。
デザイン選びのコツやアフターケアのポイントを押さえれば、初めての方でも安心してチャレンジできます。
「こうなりたい」を叶えてくれる信頼できるサロンで施術を受け、毎日のメイクをもっと楽しく、毎日の表情をもっと輝かせましょう。
東京・埼玉エリアにお住まいの方は、ぜひ当店 「マツエクサロン サインポスト」 へもお気軽にご相談ください。
美容師免許保持の経験豊富なスタッフが、あなたの理想のEYEスタイル実現を心を込めてお手伝いいたします。
また、サインポスト通販サイトではサロン専売のまつ毛美容液やケア商品も取り揃えていますので、施術後のホームケアまで含めてサポート可能です。
2025年最新版のまつ毛パーマで、自まつ毛から叶える理想の目元をぜひ手に入れてください。
毎日鏡を見るのがきっと楽しくなりますよ。
あなたもトレンドの波に乗って、美まつ毛生活をスタートしてみませんか?
素敵な瞳で笑顔の毎日を送りましょう!
執筆者:株式会社A round match 代表取締役竹山
sign post(サインポスト)サロン一覧salon
池袋東口店
- 住所
- 東京都豊島区南池袋2-27-1村田ビル4F
- 電話
- 03-5950-1033
- 営業時間
- 9:00-19:00
- 最寄り駅
- JR「池袋駅東口」徒歩4分
有楽町線「東池袋駅」徒歩5分
志木店
- 住所
- 埼玉県志木市本町5-25-9 三上ビル2F・3F
- 電話
- 048-475-9682
- 営業時間
- 9:00-19:00
- 最寄り駅
- 東武東上線「志木駅東口」徒歩2分
ふじみ野店
- 住所
- 埼玉県ふじみ野市市沢1-7-12
- 電話
- 049-293-9892
- 営業時間
- 9:00-19:00
- 最寄り駅
- 東武東上線「ふじみ野駅」徒歩8分
「鶴瀬駅」車で10分
「上福岡駅」車で15分
公式アプリ

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ぜひ、sign postアプリをご活用ください。
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