アイリストの年収【平均と業界別との比較】

関東エリア

※アイリスト給与のデータの参考元：求人ボックス

上記の内容で統計データが出ておりますが、会社やサロンの求人掲載の内容を基にしており、実際の平均の給料の目安となります。

アイリストの実際の平均年収は、統計データよりも安くなるでしょう。

理由としては、様々な条件や給料体系により、入社してみて給料が掲載よりも高くなる事はありませんが、安くなるサロンは存在するからです。

美容師の年収平均

• 325万

月給で換算すると27万円、初任給は22万円が相場となり、314万円以下(月給:261000円)の年収の美容師が最も多くなっています。

※美容師給与のデータの参考元：求人ボックス

ネイリストの年収

• 321万

月給で換算すると27万円、初任給は21万円が相場となり、308万円~342万円(月給:256000円~285000)の年収のネイリストが最も多くなっています。

※アイリスト平均給与のデータの参考元：求人ボックス

他の業界との比較

　
• アイリストの平均年収は、美容師の平均年収よりも6万低い
　
• アイリストの平均年収は、美容師の平均年収よりも2万低い

売上1000万(技術売上のみ)

• 1000万÷12(月間)=840,000円(月間売上)
• 840,000円÷22日(平均所定労働日数)=38,181円(1日技術売上)
• 38,181円÷8時間(8時間労働・1時間休憩)＝4,772円(1時間の売上)

常に、株式会社の正規の規定労働「週休2日・9時間勤務8時間労働・1時間休憩」であれば、1時間の売上が4,772円の達成で1000万の売上を達成できます。

但し、これは売上であり年収ではありません。

※株式会社に順ずるアイリストの数字の計算となります。(※有休は計算に入れていません。)

その作られた環境の中から生まれた売上には、「家賃/消費税/広告宣伝費/水道光熱費/材料費/求人費/雑費/社会保険(半分負担)/税理士・労務士顧問料/設備投資・運転資金の返済/その他税金(法人税など)」が含まれる為、差し引く必要があります。

年収1000万を、より分かりやすく個人事業主での計算の概要を解説します。

アイリスト年収(個人事業主)1000万

最低でも、1354万円の技術売上が必要となります。

年収1000万を達成する為には、同時に以下の項目の金額も必要となります。

1000万に対しての最低限にかかる諸経費

• +100万(消費税10％)
• +100万(広告宣伝費10%)
• +80万（家賃8％）
• +24万 (水道光熱費3%)
• +40万 (材料費4%)
• +10万 (雑費1％)
• 合計：354万(年間)

(※サロンが既に稼働しており、初期費用や減価償却費などが無い状態での計算です。)

22日稼働の8時間労働であれば、1時間6,393円の売上を確保する事で、年収1000万に近づきます。

しかし、1時間の単価6,393円のお客さまを、1日8名施術させてもらえる労働力と集客力が必要となります。

稼働日数や労働時間を増やす事で、単価を減らす事は出来ますが、それはアイリストをされている方であれば、とても困難な事が理解できるはずです。

必ず、クオリティは低下して、疲労からアイリストの魅力は低下します。

もっとも重要な点は、この計算はサロンが運営されており多くのお客さまが来店してくれている繁盛店の状態です。

サロンをオープンする為に必要な、家賃の契約費やサロンを作る設備費は一切含まれていない為、それらの費用も含めると月間で必要な売上げが高くなります。

個人で1000万の年収には余程のアイリストとしての魅力が無い限り、良い立地と集客費用を伴います。年間80万(月間6.6万円)の家賃の立地では、目標の集客は出来ないでしょう。

また、物販も売上を上げる為には有効ですが、材料費が上がる事になります。

諸経費の触りと経営の触りだけとなりますが、これらの事から1個人のアイリストでは、年収1000万は限りなく不可能に近いと言えるでしょう。