まつ毛パーマは危ない?【結論・原因の解決方法】
目次
まつ毛パーマは危ない?【結論・原因の解決方法】
まつ毛パーマが危ない原因を基に、結論と解説をさせて頂きます。
また、まつ毛パーマを危ないものとしない為の解決法をご紹介させて頂きます。お役立て下さい。
まつ毛パーマは危ない?
結論
- 専門的で正確な知識とコントロール出来る技術を持たない人が、薬剤を扱うのは大変危険です。
理由
まつ毛パーマの1剤の主成分は「還元剤」「アルカリ剤」から構成されており、これらを専門的で正確な知識や、目元の状況やコンディションに合わせて的確な位置に塗布する技術や、薬剤の量を判断しタイムコントロール出来ないと大変危険なものになります。
まつ毛パーマの薬剤が危険へと変わる原因の主なケースを解説させて頂きます。
危険へと変わる原因
化粧品登録の薬剤ではないケース
まつ毛パーマの薬剤には「化粧品登録」と「医薬部外品」の2種類がありましたが、現在のまつ毛パーマは「化粧品登録」の薬剤での施術が義務付けられています。
医薬部外品の薬剤の主成分は、「チオグリコール酸類」「システィン又はその塩類」で構成されており、ヘアスタイルのパーマに用いられる事はありますが、目元には危険性が高い為、使用はするべきでは無い薬剤となります。
一方、化粧品登録の薬剤の主成分は「亜硫酸ナトリウム」や「システアミン」が、還元剤として使用されており、目元のまつ毛に対しても安全性が高い薬剤となります。
化粧品登録 | 医薬部外品 |
---|---|
システアミン | チオグリコール酸類 |
カーリング剤 | パーマ液 |
チオグリコール酸が2%未満 | チオグリコール酸が2%以上 |
化粧品登録の薬剤は、カール料とも呼ばれ安全性の高い事と医薬部外品ではない事から「まつ毛カール」での表記が義務付けられています。
しかし現在では、まつ毛パーマの薬剤で、医薬部外品の成分内容の薬剤は販売されていない事と、「まつ毛パーマで」の認知が高い事から、多くのサロンではまつ毛パーマと表記しています。
現在では、美容室で使用するパーマの薬剤も「システアミン」の化粧品登録の薬剤が主流となっています。
但し、同じシステアミンでも、まつ毛パーマとヘアスタイルの還元力とアルカリの濃度には違いがあります。
「まつ毛パーマ」と「まつ毛カール」違い~そこに違いはあった~薬剤に関しての知識が乏しいケース
施術者が薬剤の知識に乏しいケースは、薬剤を危険なものとする事になります。
まつ毛や毛髪に、対してカールを構成される原理原則は変わる事はありません。
薬剤のアルカリの作用により、まつ毛を弱酸性ph4.5から、アルカリ性ph7.0~ph8.0程度に還元させる事で、キューティクル(毛小皮)を開き、まつ毛内部に還元剤の浸透をさせる事ができ、「水素結合」「イオン結合」「シスチン結合」「ペプチド結合」から構成される、「シスチン結合」をコントロールして、カールを構成する事ができます。
まつ毛にカールを構成する事が出来るのであれば、それは薬剤です。
薬剤を使用せずに、トリートメントでまつ毛にカールを構成する事が出来る事はありません。
トリートメントの使用で、目元やまつ毛に対して無害だと思い、実際はまつ毛にカールを構成する薬剤である事を理解せずに、施術する事はまつ毛パーマを危険なものとするでしょう。
デミ コスメティクスはこちら技術力が低いケース
まつ毛パーマで使用する化粧品登録の薬剤は、粘性が高いクリームタイプとなります。
主な理由としては、まつ毛パーマの履歴やダメージなどのコンディションに対して、薬剤の塗布量と部位に合わせた薬剤浸透のタイムコントロールを可能とする事と、目に入らないようにする為です。
しかし、1液に含まれる還元剤とアルカリ剤の蒸発により、目が染みたりするケース。
目元に付着させてしまい炎症などを引き起こしたり、根元が折れてしまうケースを起こさない為の、正確な技術とコンディションに合わせた判断が必要となります。
セルフで、まつ毛パーマをするケース
使用する薬剤に対する知識、目元のコンディションによる正確な判断、的確な薬剤のコントロール、これら全てが困難になる為、まつ毛パーマは危険なものとなります。
セルフまつ毛パーマで大失敗【最善のやり直し方法】解決方法
各自治体の美容所登録が行われているサロンを選ぶ
健全な衛生管理が行われる環境が整っている事を保健所に示し、的確に行える環境がある事で、指導の元サロンを開業する事ができます。
サロンを選ぶ際に、まつ毛パーマを危険なものとしない為の、第1条件となるでしょう。
美容所登録をされているサロンを探す際には、ホットペッパービューティーに掲載されているサロンであれば問題ないでしょう。
ホットペッパービューティーの掲載には、保健所の美容所登録が必要となる為です。
アイリストが美容師免許を取得している
美容師免許は、薬剤に関する知識や皮膚科学について美容専門学校及び通信教育の過程で、一通り学び国家試験の合格者が所有できる免許となります。
薬剤における皮膚やまつ毛に与える影響を理解したうえで施術に携わります。
モデルであっても、美容師免許を持たない人はサロンにおいて施術する事はできません。
所要時間が50分~60分程のサロン
カウンセリングや施術のスピードもありますが、薬剤の還元と酸化における健全な時間は大きく変わる事はありません。
薬剤による還元のタイミングと、まつ毛を一定の健全な状態まで戻す為には決まった時間を必要とします。
それらの時間を確保していない、施術の所要時間の大半は、2剤の酸化の時間を短縮していると思われるので注意が必要となります。
管理美容師が在籍しているサロン
サロンに、2名以上のアイリストが在籍している場合には管理美容師免許を所持したアイリストの在籍が必要となります。
美容師免許の取得後3年の実務経験と専門の講義を受講する事で取得する事が出来る為、管理美容師の在籍でそのサロンは健全なものと期待できます。
まとめ
まつ毛パーマは、薬剤を使用する専門的な技術が必要となります。
簡単に行ったり、間違った知識を持つ事で、まつ毛パーマは危ないものとなってしまうので注意が必要となります。
専門的な正しい知識と正確な技術力を持つ事で、まつ毛パーマの危険性は無くなり、目元を魅力的にする素晴らしい技術へと変化します。
まつ毛パーマについて、わからない事や不安に感じる時は、アイリストに相談するのが1番です。
皆さまの毎日の生活が、より笑顔の多い毎日になるように願っております。
笑顔の多いライフスタイルの『良き一部に』なれるよう、日々精進します。
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