まつ毛パーマの薬剤に含まれるチオグリコール酸アンモニウムについて

チオグリコール酸アンモニウム

チオグリコール酸アンモニウムは、HSCH2CO2NH4として知られており、チオールとグリコール酸の2つのアミノ酸から構成される化合物です。

まつ毛パーマに使用されるパーマ液の大半に含まれる主な有効成分です。

チオグリコール酸アンモニウムのチオール基は、まつ毛のケラチンに存在するジスルフィド結合を切断することができ、まつ毛をより柔軟にし、操作しやすくすることができます。

また、この溶液には遊離アンモニアが多く含まれており、毛髪を膨潤させてパーマ液の浸透を良くする働きがあります。

チオグリコール酸アンモニウムをまつ毛に塗布すると、ケラチンを結合しているジスルフィド結合を分解する働きがあります。

このプロセスにより、毛髪繊維の粘性が低下し、より柔軟な状態になります。

結合が破壊されると、新たに形成されたチオール基がジスルフィド結合に代わり、新たな結合構造の形成を促進します。

これにより、まつ毛の強度と弾力性が増し、より扱いやすく、さまざまなレベルのカールを実現することができます。

薬剤に含まれるアンモニアは、まつ毛に潤いを与え、切れ毛を防ぎ、まつ毛パーマのもちをよくさせることができます。

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