ラッシュリフトとマツパの違いについて知っておくべきこと

まつ毛の美容法として人気のラッシュリフトとマツパ。これらは一見似ているように見えますが、実は異なる特徴を持っています。この記事では、ラッシュリフトとマツパの違い、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

比較
2つの明確な違い
1. 残留アルカリ処理と収斂作用が与える効果
それぞれが得意とするデザイン
1. ラッシュリフト
2. マツパ
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ラッシュリフトにおすすめの美容液

比較

	ラッシュリフト	マツパ
料金	高い	安い
薬剤(*1)	化粧品登録の薬剤	化粧品登録の薬剤
使用するロッド(*2)	立ち上げタイプ系	カールタイプ系
仕上がり	ハリと艶のあるストレートカール	柔らかい質感のカール
持続期間	約6週間～約8週間	約4週間
まつ毛への負担(*3)	少ない	大きい

(*1)各サロンで使用する薬剤の違い、各メーカーから発売される薬剤の違いはあります。
(*2)どちらのメニューも、どのような形状のロッドでの施術は可能となりますが、理論的に「得意」とするロッドとします。
(*3)ラッシュリフトとマツパを比較した表現です。通常、マツパも正しい施術を受けることでまつ毛への負担は少ないものとなります。

2つの明確な違い

残留アルカリ処理と収斂作用の処理が行われるか行われないかによる「料金」「デザイン性」「持続性」「まつ毛への負担」の違いです。

ラッシュリフトとまつ毛パーマという2つのまつ毛の施術には、その仕上がりやプロセスには明らかな違いがあります。最も大きな違いは、薬剤の還元と酸化の間に、中間処理として残留アルカリ処理を施す事です。残留アルカリ処理は、アルカリを取り除くphコントロールと、膨張したキューティクルを収斂作用を施し、まつ毛の内部成分の流出の防止の為、キューティクルを引き締める作業です。この中間処理が、ラッシュリフトとまつ毛パーマが、まつ毛に与える「デザイン性」「持続性」「負担」を大きく変えることになります。

残留アルカリ処理と収斂作用が与える効果

残留アルカリ処理は、まつ毛にカールを構成する際に必ず必要となる薬剤の還元作用(1剤)の際に起こる残留物です。通常のまつ毛パーマでは、薬剤をふき取り酸化作用(2剤)への処理と移ることが一般的となります。しかし、通常の酸化作用だけでは、アルカリ残存処理を完全に行うことはできません。そこで、ラッシュリフトでは還元が行われた後に、中間処理として「残留アルカリの処理」を行い残留物を限りなく完全に近い状態まで中和させます。この作業により、まつ毛のカールを構成する内部結合をしっかりと定着させ持続性が高く、負担を限りなく無くすカールを演出することができるのです。

収斂作用に関しては、薬剤の還元作用を起こす際に、まつ毛内部へと薬剤の浸透させるため、外壁となるキューティクルを膨張させます。まつ毛パーマの通常の2剤だけでは、開いたキューティクルを完全に閉めることはできないため、ラッシュリフトでは残留アルカリの処理と同時にキューティクルを引き締める(PHを正常値に戻す)収斂作用を行います。このことで、キューティクルを正常閉めることができ、まつ毛内部成分の流出を防ぐことになります。また、引き締めることでハリと艶のあるまつ毛を演出します。